「ありがとうのプロフェッショナル」に思いを寄せて

　4月16日、緊急事態宣言が全国へと拡大されました。
　正に新型コロナウイルスと人類の戦いは、日々苛烈さを極めています。

　その最前線で戦っているのが医療従事者の皆さんです。

　医師や看護師という医療従事の職は、通常の業務でさえ、高度な知識や技術が求められる過酷な職業です。
　更に今日のような状況の下で、自身が感染することや、他の患者に伝染することにも細心の注意を払わねばなりません。
　医療は多くの人々によって支えられています。
　自身への感染リスクも厭わずPCR検査に携わる臨床検査技師の皆さん、患者さんと直接応対をする薬剤師の皆さん、ソーシャルワーカーや医療事務の皆さん。
　患者さんの食事に気を配る管理栄養士の皆さん、病院の衛生を維持している清掃の皆さんなど、病院を支える多数の人々。

　最善を尽くして感染予防や診療などに日夜、業務に従事し地域医療を支えておられる皆さんに、心より敬意を表しますとともに感謝申し上げる次第です。

　そして、医療の現場のみならず、福祉施設で働く介護職の方々や、保育園などに勤務する保育士の方、日常生活を営む上で欠かせない食料品や日用品を扱う
　会社やお店に勤務する皆さん。全ての方が感染リスクを抱えながら、私たちの生活を支えてくださっています。

　本学の卒業生は、そうした現場で日夜奮闘しています。看護師、保健師、管理栄養士、社会福祉士、精神保健福祉士、幼稚園や学校の先生、保育士として
　活躍される卒業生の皆さん、企業でお勤めの卒業生の皆さん、本学教職員を代表して心からの感謝とともに、ご自身の安全と健康に最大限配慮され、
　それぞれの持ち場で本分を尽くされることを心から念じています。

　兵庫大学・兵庫大学短期大学部
　学長　河野 真