健康システム学科
【授業風景】「トレーニング科学Ⅱ」の授業の紹介Part.1
「トレーニング科学Ⅱ」の授業の紹介Part.1です。
今回はフリーウエイトのスクワットによる最大挙上重量(1RM)の推定値の測定です。
最大挙上重量(1RM)がわかると、①筋力向上、②筋肥大、③筋持久力、④筋パワー・スピード向上の負荷設定が可能となります。目的に応じた負荷設定ができると、安全かつ効果的なトレーニング効果が得られやすくなります。
最大挙上重量を推定するには、「最大下テスト」を用いる場合が多いです。
最大挙上より軽めの重量を用いて、実施できた反復回数から、換算表を用いて%1RMを算出・推定します。
まずは、入念にウォーミングアップを行い、その上で5〜8回くらい上げられそうな重量をセットして実施します。両サイドには補助員を配備し、トラブル等に備えます。反復回数が最大限まで実施です。キツくなってきてからの「あと1回!」の仲間の励ましのコールに最後の力を振り絞ってチャレンジです。
この測定を通じてこれまで学んだ、正しいフォームや安全確認などを再確認します。
今回は、推定値で1RMが約140kgの学生も出ました。
この学びは、スポーツ系の指導者や保健体育教員になるにあたっては非常に重要です。どうすれば安全かつスムーズに実施できるか、自らが体験しながら技術や知識の習得にチャレンジです。