看護学科

家族看護学の学び

1年生のⅡ期には、家族看護学を学びます。初回の授業で「家族とは」と質問すると「介護者」と答える学生さんが多くいました。しかし、療養者の妻または夫、子どもなど、「家族」という一つの集団を対象とし、看護師はケア・支援を行っていきます。  グループワークでは、胃がんと診断されて自宅で療養中のAさん(50歳代、女性)、夫、中学生の娘、小学生の息子の4人暮らしのケースについて、訪問看護師が行うケアや支援を具体的に考えました。学生間の意見交換や発表を通して、訪問看護師はAさんの健康・疾病管理や生活支援だけではなく、Aさんと夫や子ども2人への支援が必要なことを学びました。夫、子どもたちへの支援としては、精神的ケアや家族全員がAさんの介護を出来るような環境調整などが挙げられました。また、夫が仕事を続けながらAさんの介護を続けていくためには、夫と子ども2人の生活を支えてくれる祖父母などの協力が必要不可欠となります。訪問看護師はAさんだけではなく、夫、子ども2人、祖父母のそれぞれの役割をアセスメントし、支援していくことが重要であると理解出来ました。

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