DMATの看護師が来学!( 4/20「災害看護学」 講義 )
看護学部4年生は前期に「災害看護学」を学んでいます。
今年度は、災害拠点病院である兵庫県立加古川医療センターから、DMAT隊員の杉本 啓介先生にお越しいただきました。(DMAT;Disaster Medical Assistance Team,災害派遣医療チーム)
4年生は現在、絶賛就職活動中ですが、急性期医療に関心が高い学生も多くいます。関心があるからでしょうか。いつもより前のめりになって授業を聴いているようでした。
今日は、災害医療について中心にお話しいただきましたが、災害医療、DMATの活動、災害拠点病院のこと、過去の災害に出動した時の話を画像に添えてお話しいただきました。
講義中、杉本先生は、出動時の「身分を明らかにするユニフォーム」を着用していました。 講義後に、災害看護に関心のある学生たちが集まって、杉本先生とお話しさせていただき・・・ユニフォームの着用をさせていただきました。
杉本先生へいくつか質問をしました。
Q.発災48時間以内に出動する際の準備についておしえてください。
⇒ 先日の愛媛の地震(4/17 23:14 震度6強)の時もそうでしたが、まずは即、情報収集をします。TVをつけました。出動するつもりで情報収集します。出動の機会はなかったですが、いつでも出動できるように荷物をしています。出動指令が来たらただちに病院に行きます。病院でも資器材を備えているので、搬入したらすぐに出発します。自分の荷物には、自分のための水や携帯トイレ等ひとまとめにしています。
Q.普段、お酒は飲めない、飲まないようにされているのですか。
⇒ 嗜みます。けれど、出動する連絡がきた時に飲酒していたら、正直に飲酒していることを伝えます。DMATになって、たばこは止めました。被災地でたばこを吸っている場合ではないので止めましたが、その分健康的になったと思います。また、DMAT隊員は体力勝負なので、体を鍛えることを続けています。(杉本先生はrunningをされているそうです。)
杉本先生、とても興味深い関心の高い講義をいただきありがとうございました。 今日の学びは、学生たちの将来にきっと役に立つ・・・と信じています。