看護学科

看護学科3年生実習前の老年看護援助論の学内演習頑張る!

老年看護援助論の授業にて、5月30日に嚥下困難のある患者さんの食事介助と6月13日に麻痺のある患者さんの車椅子移乗の演習をしました。 その演習の様子です
車椅子移乗の演習

脳梗塞により麻痺のため、左の手足が動きにくくなった患者さんを想定して、車椅子からベッドに介助で移動をしている場面です。看護師役は患者さんの目線の高さに視線を合わせ、安全を確認して、移乗する準備を行っております。観察者は2人の学生の場面を記録に残して、振り返りでの意見をまとめています。

振り返り
演習を終えると、振り返りをします。これは更に看護援助をよくするために、患者さん役、看護師役、観察者のそれぞれの立場で意見交換をします。ここでは、お互いに気が付かなった視点を知ることができ、ディスカッションが充実していきます。そして学び会うことができます。学生の気づきとして「車いすに足を載せる時、皮膚が傷つかない配慮が必要」や「患者さん安全に体を動かすことができるよう言葉を選んで伝えることが難しいと分かった」と体験的経験学習が行えていました。
食事介助の準備

嚥下困難な患者さんの食事介助の場面です。患者さんはベッドの上で食事を行うための準備をしています。看護師役、患者役そして、左にメモを持っている学生は観察者です。
食後の口腔ケア

そして、食事終に口腔ケアで、口の中の衛生状態を確認します。
ご自身で行える方には、その方の持っている力でしていただきます。看護師役は安全で、気持ちよく行なえるようにそばで見守ります。 次の食事がおいしく頂けるように、また、余病を引き起こさないための大切なケアです。演習後振りを行い、更に良い援助は何かをそれぞれの立場で意見交換をし、考えていきます。
演習を終えて学生の感想では、「できるだけ自分の力で食事をしていくことが、大切だと分かった。」「患者役をして、介助してもらうのは食事を味わうことが難しいと分かった」とあり、そこから看護を考えるきっかけとなる演習でした。
9月からの実習頑張りましょう!

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