栄養マネジメント学科
【栄養マネジメント学科】授業紹介『食品衛生学実験』
食品衛生学実験では、食品添加物の検出方法を学んだり、微生物を培養して顕微鏡で観察するなどの実験を行っています。
今回は「油脂の酸化」についての実験を行いました。
油脂といえば、サラダ油やオリーブオイル、バターなど普段の料理や食事に欠かせない食材の1つですね。
そんな油脂も、適切に保管しないと酸化が起こり品質が悪くなっていきます。
どの程度悪くなったかを調べる指標の1つが【過酸化物価】と呼ばれるものです。
この値が高い油は「傷んでいる」ということになります。
実験では開封したての油の過酸化物価を測定した後、色々な場所(冷蔵庫内・実験室内・太陽の光がよく当たる所)に1週間保管して再度測定を行いました。
結果は...
太陽の光がよく当たる所に保管した油の過酸化物価が、ほかの保管場所と比較して大きく上昇していました!
因みに油が古くなると過酸化物価が高くなるそうです。このように、実験の授業を通して食品の鮮度の判定方法やそれぞれの食品の適切な保存状態について理解を深めます。