【看護学科】看護学科の学生4名が「スマイルサポート講習会」へ参加してきました
10/20(日)秋晴れの中、神戸市灘区、JR灘駅近くで、第15回目の「スマイルサポート講習会」が開かれました。スマイルサポート講習会は、社会の中で視覚障がい者の理解を広げようとする集まりで、視覚障がい者の当事者とともに学び、交流をはかる目的を持っています。
今回は、兵庫大学の看護学部の学生以外に、神戸市看護大学、兵庫県立大学の看護学生も参加しました。
少しだけ座学のあと、さっそく実践講習です。
はじめに「やってはいけない誘導:両手で手引き/押して誘導」を行いました。両手を引いて誘導者が後ろ向きに誘導します。後ろ向き誘導は後ろが見えないので、ふたり一緒に転倒する危険性があります。また、目の見えない方を両手で手引きをする・・・その人の尊厳は保たれているでしょうか。
「歩けるのにまるで歩けない人の誘導のようだ・・・」と思う当事者の方もいらっしゃるようです。見えない人を押して誘導すると「押されると怖い」ために及び腰になっています。
「目の見えない人の体感」を共有することで、適切な支援を考えて学びます。
椅子への誘導、狭いところやドアを開けて誘導・・・常に目の不自由な人が安全に誘導されているか見守ることも学びました。
午後からは、JR灘駅周辺を散策に出かけました。近くではフリーマーケットが行われていて人が行き交う中、アイマスクをして段差や車道、上り坂、囲いをまたぐ、階段昇降、エレベーターに乗る体験をしました。
実際、白杖を持つ当事者の方と歩く体験も行いました。また、アイマスクで屋外を歩く体験は普段歩くことよりも何倍もストレスを感じました。 「緊張したけど、貴重な体験でした。」 「視覚障がい者の人と話したことはなかったから・・・学校では学べないことだなあと思いました。」 「(鉄道下のトンネルを通った時に電車が通過して)急にゴーッという音がとても大きく、振動で感じました。急に響いてきたからびっくりしました。」と身体が固まった体験を話す学生も。 「上り階段です、スロープをあがります、と周りの様子を伝えてもらえることがありがたい・・・」 飲食店や人でにぎわっている様子もblind体験中は見ることはできませんが、「おいしそうなにおいがしている」「多くの人の話し声が動いて聞こえて、人とすれ違っているのを感じた。」「見えないほど、点字ブロックの存在感を感じました。」と五感がよく働いていました。
茶話会では、いろんな話題に触れることができました。質問が出れば、回答できる人に説明してもらいました。「ガイドヘルパーはどのように資格を取得するのですか。」「目が不自由になる前に、どんな準備が要りますか」「国の同行援護の時間って決まっているんですね・・・」そして、「新しい情報に自分の老いがついていけない。どうしたらいいだろうか。」といった当事者の方々の悩みもお聞きしました。話を伺い意見を交換することで「今日来て良かった!」と参加の皆さんからスマイルをいただきました。
この講習会の終わりのアンケートには「この講習会後に、まちで視覚障がい者の人が困っていたら、声をかけられますか」という問いがあります。今日も多くの「はい」という回答をいただきました。
毎年10月に行われる「スマイルサポート講習会」来年は一緒に参加しませんか。