看護学科

【看護学科】ヘルスアセスメントの演習紹介 ~最近の演習内容と臨床判断の「気づく」に挑戦しました~

2年生のヘルスアセスメント演習を紹介します。
『ヘルスアセスメント』とは患者さんの健康上の問題を把握したり症状を分析することです。頭痛・呼吸困難・動悸や腹痛など様々な症状を訴える患者さんの状態を観察するために欠かせない技術(問診・視診・触診・聴診・打診)を学んでいきます。

今回の演習では、学生ペアになってお互いの身体に触れて聴診器を使って音を聞いて健康状態を確認していきます。お互いの身体に触れて音を聞いていくのでどの学生さんも緊張と恥ずかしさでいっぱいな様子でしたが、皆さん真剣に演習に取り組んでくれました。

打診・聴診の目印となる肋骨を確認しています。

皮膚をたたき、その音の違いを聞くことで胸の中に水や空気が溜まっているかがわかります。

足を触って浮腫(むくみ)の程度を確認しています。

聴診器をお腹に当てて腸の中の食物が移動するときに生じる音を聞いています。
その音で大腸が正常に動いているかどうかがわかります。

演習の最後に総まとめとして、症状を設定したコンピュータを内蔵した模擬患者さん(シミュレーター)の異常に『気づく』かどうか臨床判断に挑戦してもらいました。

演習で学んだ技術を用いて模擬患者さんのお腹の状態を観察しています。

症状からどんな問題がおこっているのかグループみんなで考えています。

患者さんの症状を分析した結果を教員に報告しています。

看護師は、問診・視診・触診・聴診・打診という技術を通して患者さんの健康状態を把握し一人ひとりに合わせた看護ケアを提供していきます。このヘルスアセスメントは「その人らしく生きるために、今どんな支援が必要か」を見極めるための大切なステップになります。難易度の高い技術ですが、患者さんの異変に素早く気づくことができる看護師さんを目指して一歩ずつ技術を磨いていっていくださいね。

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