NRWカトリック大学の学生及び教員が来学しました
本学は、ドイツにあるNRWカトリック大学と連携協定を結んでおります。
5月23日(木)、24日(金)には同大学より、ソーシャルワークを学ぶ学生、大学院生そして教員10名が来県されました。
この時期の来訪は恒例の行事となっています。
福祉関係施設の視察の後、24日(金)は本学にて、学生との交流等の行事に参加されました。
本学ひだまり食堂での昼食の後、午後1時からは、社会福祉学科・看護学科学生が中心となって企画、
近隣の方の参加による「なごみカフェ」に参加されました。
木下教授(健康システム学科長)の健康講座の後、挽きたて・入れたてのコーヒーを味わいながらの交流。
最後には感謝の意を込め、皆様よりドイツの歌をご披露頂きました。
2時40分からは社会福祉学科3年生との交流です。専門ゼミナールの一環として行うもので、学生はグループごとに、
高齢者、児童、障がい者の分野別の課題を取り上げ、授業の中で作成した英語のポスターを前に、チームとなって英語で、
課題の詳細、解決への提案などについて発表しました。
内容は、介護者の不足と介護ロボットの可能性、ひとり親世帯の経済格差、児童養護施設を出た後の自立への道、
触法障がい者への支援、尊厳ある介護のあり方です。
いずれも学生が、実習などの経験を経て、学び考えた内容になります。
その後、グループに分かれて、ドイツ、日本の両学生が英語でディスカッションを行いました。もちろん、通訳はなし。
ドイツの大学院生は福祉の現職を持ちながら学ぶ方、就業後、大学へ戻り学ぶ方もあり、鋭い質問に対し日本の現状の説明に四苦八苦する姿も。
最後はドイツの学生からグループワークでの結論の発表があって2時間のプログラムが終了しました。
多様性を重んじる社会福祉の分野、特にグローバル化の進む今日、民族、人種の多様性が格段に増すことが想定されます。
本学学生は、こうした経験を経て、応用力と人間力を兼ね備えた人材に育ちます。