【こども福祉学科】「第2回PBLグランプリ」で「こども大学」が最優秀グランプリに輝きました
こども福祉学科では、家庭で0歳~2歳児を育てている保護者への子育て支援を目的とした「こども大学」
を火・木(0歳、1歳児)、金(2歳児)の3コース、午前10時~12時の間、各曜日年間20回開催しています。
保護者同士がつながる場、保護者と子どもとの遊びを拡充する場として、担当の保育士が保育を行っています。
こども福祉学科の学生も「こども大学」に保育スタッフとして参加しています。
2年生に保育見学を経験し、3年生では、グループごとに保育の計画から実践まで行います。
様々な授業での学びたての知識と技術、若いがゆえの体力と柔軟な思考を駆使し、保育と保護者支援について実践を通して学びを広げる場となっています。
今年度、第2回PBLグランプリに、こども福祉学科3年生有志9名が、「こども大学」での地域子育て支援でエントリーしました。
参加保護者へのアンケートには、「もっと学生と子どもが関わってほしい」「めいっぱい体を動かした遊びをしてほしい」という声がありました。
グループでの保育実践で行った経験をもとに、PBLのメンバーが、アンケート調査をもとに、自分たちにできることは何かを考え、取り上げたのは「親子分離」という試みでした。
保護者には、少し離れて見守ったり、別室で保護者同士でお喋りの時間をもったりしていただき、子ども達と学生だけでミニ運動会をしました。
ミニ運動会は、最初は室内で、2回目は屋外で行いました。
学生は、子どもが不安に思うメカニズムを子どもの表情や仕草、つぶやきから察知し、
一人ひとりに相応しい方法でその不安を取り除き、遊びに誘いかけるという保育を実践しました。
ミニ運動会の後に、学生と遊んだことを一生懸命話したり、頑張ったことをアピールしたりする子どもの姿を受けて、
保護者様から高評価が得られたことが事後のアンケート調査から分かりました。
学生自身も、達成感はもちろん、子どもの前に立つことへの自信、保護者様にも声が掛けられるようになるなど、成長が見て取れました。
今回のPBL活動では、計画から実践、報告に向けてのポスター作成やプレゼンテーション等、メンバー同士で主体的に取り組みました。
これらの実践が評価されグランプリ受賞となりました。