【短期大学部保育科】令和元年度Ⅱ期学生交流会を開催しました!
「上級生が下級生に学びの成果を伝え、下級生が上級生に知りたいことを聞く力を身につける」ことを目標とする、学生交流会を開催しました。
第一部2年生・第三部3年生は、「障害児保育B」の授業で学びを深めた「外国籍の子どもの保育」や「子どもの貧困」「発達障害といじめ」など、
特別な支援が必要な子どもについての学修成果を、グループごとにパネル発表しました。
下級生からは「詳しく調べられていて勉強になった」「外国籍の子どもが意外に多いことがわかった」などの意見があり、興味を持って聞けた様子がうかがえました。
また、上級生からは「質問を受けたときに、わかりやすく説明するのが難しかった」「調べた資料を全部持ってきていた方がよかった」
「聞いてくれてよかった」「下級生に説明することで、調べた内容がさらに理解できた」など、相手に伝える難しさを知ったと同時にその喜びも感じたようでした。
第三部2年生は、「保育実習指導Ⅰ(施設実習)」の実習報告会の成果発表で用いたパネルを使い、施設実習で体験した学びを施設種別に発表しました。
これから施設実習を控えている下級生は、それぞれに興味のある施設の発表を聞きに行き、次年度の実習の準備に役立てることができたようです。
下級生の感想には「施設の種別が良くわかった」「宿泊実習と通いの実習の違いがわかった」「実習の内容を詳しく聞けてよかった」といったものが見られました。
さらに、質問コーナーを設けた第一部2年生および第三部3年生は、
内容を実習・就職活動・学校生活などに区分けしたブースで、来訪者に自分の体験を語ったり、相談を受け付けたりしました。
実習のブースを担当した学生は、自分の実習日誌を下級生に見せたり、
指導案の立て方についても実体験をもとに助言をしたりして、一生懸命に下級生に対して話をしていました。
「自分の体験を一方的に伝えてしまった」「相手が理解しやすいように伝えるのが難しかった」という反省はあるものの、
「一生懸命聞いてくれたのが嬉しかった」というたしかな手ごたえがあったようです。
また、下級生にも「詳しく話してくれてよくわかった」「自分も頑張ろうと思った」という意見が多くあり、
上級生の真剣な体験談をこれからの就職活動の参考にしたいと強く感じたようです。
保育科では、このような上級生と下級生との交流体験を通じ、「相手に伝える」「相手の話を理解する」という、
学生たちの〈人と関わる力〉を伸ばしていきたいと考えています。