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【インタビュー】東京2020パラリンピックで選手を支える本学の卒業生!!

【スペシャルインタビュー】東京2020パラリンピックで選手を支える本学の卒業生!!

こんにちは。8/24(火)から開催される東京2020パラリンピックにてシッティングバレーボール女子日本代表トレーナーを務めます、
兵庫大学の第1期の卒業生、有方大介さんお話を伺いました!
パラリンピックというこの大舞台で、縁の下の力持ちとして選手を陰でサポートし活躍していること、とても嬉しいですね!


◯トレーナーの仕事内容を教えて下さい!

現在、私のアスレティックトレーナー(スポーツトレーナー)としての担当業務は、メディカルスタッフとして
選手の健康管理・体に関すること全般のサポートです。
また、ストレングス&コンディショニング(S&C)、リコンディショニングの領域も担います。
シッティングバレーボール女子日本代表チームでの活動を例に挙げますと、「プレイヤーズセンタード」(主役はプレイヤーであるという考え)の下、
他のアスレティックトレーナー(スポーツトレーナー)スタッフ、チームドクター、スポーツ栄養士、監督、
コーチ、フロントスタッフなどと連携を取りながら業務を進めています。


〇トレーナーを目指すきっかけは?

大学時代の恩師が、プロスポーツの最前線で活躍されておられました。
その姿を間近で見させて頂いたことで、将来の職業として具体的に考えるようになりました。



〇やりがいと魅力を教えて下さい!

先ずは、「優勝」や「メダルを獲得する」など、その時のチーム目標が達成できたとき。
次に、選手が大会を通して、また1年を通して大きなケガをすることなく活躍してくれたとき。
最後に、残念なことに選手がケガや故障で満足なプレイをすることができなくなり、
リハビリをしなければならないときがあります。
その選手が復帰して活躍してくれたとき。これらが大きな喜びです。
3つ目に関しては、リハビリ期間が長ければ長いほど、喜びと同等以上に感慨深いものがこみ上げてきます。
あとは何といっても、選手の笑顔を見ることができ、そして選手や監督から「ありがとう」
と声をかけてもらえるとすべてが報われます。


〇大変なことや苦労したこと

選手対応をする際、経験値も大切な要素ではありますが、根拠・データに基づいた対応を常にしていかなければなりません。
日々の業務を行いながら、最新の情報や技術を得ていくこと、それをチームに還元していくことは体力的にも
時間的にも容易ではありません。
常にアンテナを張って、学びを深めていくことの重要性を感じています。


◯トレーナーになるためにはどんな勉強や資格が必要か

私の場合は国家資格である鍼灸師の資格を取得し、バレーボールVリーグのチームトレーナーの職に
就かせて頂いたことが始まりです。
その後、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)、日本障がい者スポーツトレーナーの
資格を順次取得していきました。トレーナーはバックグランドが多様です。医療系やトレーニング系の各資格、
海外で資格を取得された方なども多数おられます。一概にこの資格でOKと言えるものはなく、
自身の活動領域によって取得が必要とされる資格は様々であると言えます。


〇シッティングバレーボールとの出会い

Vリーグチーム在籍中に、シッティングバレーボール女子日本代表のチームドクターと繋がる機会がありました。
それからしばらくして練習見学に行かせてもらい、監督とお話しをさせて頂き、お誘いを受けたというのが経緯であります。
Vリーグ在籍時から、監督やコーチ、所属する選手が日本代表として世界で戦い活躍するオリンピック選手やオリンピックメダリストでした。
国を代表して戦うとはどういうことなのか、どれほどの重圧があるのかなど、常に興味を持っていましたので、
大きなチャンスを頂いたと感じました。


〇パラリンピックに向けての直前の心境と意気込み

このような大変な社会情勢の中、東京2020パラリンピックを開催して頂きます。大会開催に向けて、
多大なるご尽力を頂いた関係者の皆様に心から感謝申し上げると同時に、シッティングバレーボールの活動を
平時から長きにわたりサポートして頂いている関係者の皆様方に対しても深く感謝申し上げます。
私達ができることは、目の前のボールを諦めることなく懸命に食らいつくこと、勝利に向けてひたむきに戦うことしかありません。
多くの皆様にポジティブなメッセージとして受け取って頂けるよう、「感謝と謙虚、そして恩返し」の思い
をチーム全体で体現します。そして、チーム目標である「愛されるチーム」となれるよう全力で戦い、サポートに徹する所存であります。


〇大学生へのメッセージ

夢と希望、そして目標を持って兵庫大学に入学され、そして今、その実現のために皆様は学びを深めておられることと思います。
広く深い専門的知識を習得され、個性を際立たせておられることと想像致します。
入学時に立てた目標に邁進されている方、新たな目標を見つけて進んでおられる方、さまざまであることでしょう。
どうかそれを実現させてください。

私の場合は、在学中も卒業後も兵庫大学から多くのことを学ばせて頂いたことで、30歳から今の道を歩むことができました。
エイブラハム・リンカーンの「意思あれば道あり」、この言葉をいつも胸に刻んで自分を奮い立たせています。
甚だ僭越ではありますが、応援メッセージとさせて頂きます。
このような貴重な機会を頂きありがとうございました。

東京2020パラリンピック シッティングバレー競技日程は、下記の通りです!

〇競技期間:8月27日(金)~9月5日(日) 
〇競技会場:幕張メッセ Aホール

卒業生が支えるシッティングバレーボール女子日本代表の活躍に注目ですね!
有方さん、サポート頑張ってください!!


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