看護学科

【授業風景】看護学科3年生 老年看護援助論!!

臨地実習に臨むための授業(老年看護援助論)を展開!高齢者に多い疾患(病気)について調べました。

看護学科3年生は9月より、本格的な実習に入ります。
実習では受け持ち患者さんが決まるとその患者さんの疾患について調べなければ良い看護の展開はできません。 まずは知識の理解からです。
臨地実習で高齢者に多い疾患についてグループで調べ、疾患だけではなく看護についても考えていきます。また、予防できることは、
早期発見できることはなどグループで調べて話し合いました。

例えば「脳梗塞を早期発見する方法は?」
FAST(速く)という意味の頭文字(Face:顔のゆがみ、Arm:腕に力が入らないSpeech:言葉が持つれる、Time:時間が大事)・・・覚えやすい。
しかも発症後、4~5時間以内なら麻痺などの合併症を軽くすることができる治療法があることもわかり、いかに早期発見するかの大切さを学びました。

脳出血は予防として高血圧・糖尿病・心房細動など 起こさないよう生活習慣を見直すことで予防できます。
高齢者に起こりやすい誤嚥性肺炎は、口腔ケアが大切であることがわかりました。

変形性膝関節症も加齢変化により生じます。
膝関節のクッションである軟骨がすり減り、骨同士がぶつかるようになり、痛みが伴い日常生活に支障をきたすようになります。
注意点として、肥満や長時間の運動などの生活習慣に注意!看護では、入院中だけでなく、退院後も見越した生活指導が必要です。
感覚器の衰え、高齢者は感覚器も衰えてきます。緑内障や難聴があります。緑内障については平素より、眼圧測定を定期的に図ることが大切、
予防としてはスマートフォンの長時間の使用を避けること、喫煙がよくないことなど生活を見直すことが重要です。
難聴についてはコミュニケーションが難しいからと言ってあきらめるのではなく、患者の立場で考え、工夫して接することが大切である。
認知症の予防にもなります!!

その他、新型コロナを含めた感染症、間質性肺炎、肺結核症、など多岐にわたり発表がありました。
以上の発表内容から高齢者の身体的特徴をとらえて実習では対応していくことが大切であると学びました。
まず、高齢者の残されている機能をしっかり維持していくことが大切です。療養中に一人一人の生活習慣を改めて見直す機会とすること、
生活の質を患者さんと家族も含めて一緒に考えることなどに気づきました。

日々新しい治療法が報告されています。。
新しい治療法についても看護の視点を忘れないで対応していくことが求められます。
今回の発表で他のグループからの学びも大きく、老年看護学実習に繋がりそうですね!

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