「てらこや」で、子どもを見守るまちづくりを。

加古川市で暮らす大人や子どもと協力しながら、地域の子どもを見守る「てらこや」事業を行います。学生たちは、事業の企画・準備・運営を担当します。過去には、座禅体験や天体観測などのイベントを行いました。プロジェクトの目標は2つあります。ひとつは、子どもたちに地域の伝統や文化を伝え、地域への愛着を育てること。もうひとつは、学生たちに対して、ビジネスの立ち上げ、リーダーシップの実践、人脈形成を経験する機会を提供し、彼らの社会人基礎力（前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力）を養成することです。

大学と近隣地域の魅力を、地図＋写真で紹介。

PicMapとは、Map with pictureの略です。このプロジェクトは、地図（map）と360度カメラなどの実写真（picture）を組み合わせて、兵庫大学やその近隣の街の魅力を伝えることを目的としています。作業は、撮影対象の検討、撮影対象の管理者との撮影交渉、撮影場所のレイアウト図作成、現地での取材・撮影…といった順序で行われます。撮影した画像は作成したホームページに掲載し、オープンデータとして一般公開します。街歩きや撮影が好きな人、ウエブに興味がある人、プログラミングに挑戦したい人にぴったりの活動です。

ニュースポーツの普及を通して、地域活性化をめざす。

カローリングは、氷上の競技であるカーリングに似た競技です。体育館などの床面でも気軽にプレーができるうえ、幅広い年齢層の人が楽しめることから、健康の維持・増進に寄与するニュースポーツとして注目されています。地域活性化を目的とするこのプロジェクトでは、カローリングを通して住民の健康的な生活を実現し、地域の良好なコミュニケーションを育み、コミュニティの基盤を支えることをめざします。2022年度は、加古川市内でカローリングの大会や体験会を開く予定。学生は、参加募集の広報、企画・運営に携わります。

兵庫大学の学生ならではの結婚式をプロデュース。

学生が本物の結婚式をプロデュースします。前期は、結婚式の流れやブライダルマナーなどを学び、事前計画書を作成。同時に、SNSなどを通して挙式者を募集します。後期は、挙式カップルの要望を聞きながらコンセプトを決定し、実際に結婚式を行います。挙式後は、メイキングDVDなども作成します。結婚式の企画や運営を通して、地域の課題を発見し、その解決策や改善策を提案することをめざすプロジェクトです。学生たちは、社会の一員として、プロフェッショナルとして、周りの人と協働して働くことを経験して学びます。

ラジオ番組を企画・運営。大学の情報を発信する。

加古川に拠点を置くケーブルテレビ局BAN-BANネットワークスのラジオ番組「兵庫大学キャンパスライン」の企画や運営を行います。具体的な活動内容は、番組各回の企画、出演者の選別と出演交渉、BAN-BANネットワークス株式会社への内容伝達、放送当日のマネジメントなど。出演者は学生や教員などから選び、放送内容は出演者が話しやすいテーマで決定します。過去には、兵庫大学のサークルやPBLプロジェクトを紹介する内容を放送しました。ラジオが好きな人や、情報を発信することに興味がある人にぴったりのプロジェクトです。

企業がもつ魅力を発見し、パンフレットで発信。

兵庫県内にある企業を訪問し、経営者や社員の方々にインタビューを行って、企業の魅力を探ります。さらに、そこで集めた情報を文章や図にまとめ、企業パンフレットを作成します。メールのやり取りやインタビューにおいては、学内で学んだビジネスマナーが生かされます。また、パンフレット作成の過程では、パソコンスキルを磨くことができます。兵庫県には魅力的な企業がたくさん存在しますが、多くの学生はそれに気づいていません。企業と学生との相互交流を図り、人材育成と地域活性化に貢献することをめざすプロジェクトです。

高校生向けのコンペや、地域との連携イベントを運営。

2つの事業を柱にした活動に取り組みます。ひとつは、「高校生を対象とした現代ビジネスプランコンペの運営」。今年度で8回目を迎える同コンペは、さまざまな地域の高校生が参加する催しです。学生は、イベントを円滑に運営することを目標に、広報活動、会場設営、当日の司会進行などを担います。もうひとつは、「多世代交流の居場所づくりと地域コミュニティの推進」。2021年度は、地域創生推進、多世代交流、世代間連携の3チームに分かれて、地域の魅力を発見するためのフィールドワークや、地域と連携したイベントなどを実践しました。

年齢や国籍を問わず、誰もが楽しめる観光を考える。

高砂市の南東部にある高砂町では、観光客を誘致する活動が進んでいます。このプロジェクトの目標は、ユニバーサルツーリズムの考え方を取り入れた先進的な観光促進プランを作成し、高砂町に提案することです。ユニバーサルツーリズムとは、年齢、国籍、障がいの有無を問わず、すべての人が安心して楽しめる旅のこと。たとえば高齢者や障がいをもつ人が、移動、食事、入浴、排泄などにおいて感じる不安を、地域の社会資源を生かして解消することをめざします。現地でのフィールドワークなど、実践演習の機会が豊富なプロジェクトです。

アイデアを事業にする方法を実践しながら学ぶ。

オリジナルの事業プランを立てて、ビジネスプランコンテストや地域関係者への提案に挑戦するプロジェクトです。まずはアイデアをもとに事業プランを作成し、関連する分野についてフィールドワークやリサーチを行います。そして、ピッチを重ねながら内容をブラッシュアップして、コンテストや地域関係者へのプレゼンテーションに臨みます。担当教員は、Yahoo!JAPANで検索エンジンをーから立ち上げた宮崎光世教授と、経済産業省の中小企業支援事業のコーディネーターを務める松本茂樹教授。実務経験を生かして指導を行います。

地域の魅力を探り、新しい観光プランを立案する。

兵庫県南西部にある太子町は、かつては聖徳太子の所有地であり、中世は「斑鳩の荘」として栄えていました。同町には、羽柴秀吉が参拝したという斑鳩寺があるほか、鉄道ファンに注目されるJR西日本最大の基地があります。また、古くからそうめんの産地としても知られています。このプロジェクトの活動内容は、そんな太子町の歴史や地場産業を研究して観光プランを立てること。観光の視点からまちづくりのアイデアを練り上げて、最終的には太子町商工会が開催する「太子町観光まちづくりコンテスト」にエントリーすることをめざします。

平凡に見える街から、「おもしろさ」を探し出す。

加古川市の中心街をフィールドワークします。地形、景観、建物、グルメ、歴史、文化、おもしろスポットや脱力スポットなど、各自が加古川市の「魅力ポイント」を探し出します。そして、その魅力をアカデミックに見つめて整理し、ウエブサイトや小冊子にまとめて市民に発信します。平凡に見える街から「おもしろさ」を発見する力は、町おこしに関わる職業に大きく役立ちます。また、一連の作業を通して、知らない人とコミュニケーションする力、アカデミックな探求を行うための方法論、情報を整理する力、表現力などを磨くこともできます。

意見を交わしながら、街の未来を考える。

加古川商工会議所青年部、加古川市、東播磨県民局の方々と意見を交わしながら、地域の課題を発見し、課題の解決に挑みます。また、加古川の資源を生かして街を盛り上げる事業を考えて実施し、その結果をもとに街の未来を投影した提言書をつくることにも取り組みます。プロジェクトに参加することで、状況を分析する力、企画・立案する力、ビジネススキル、予算書や決算書の作成スキル、費用対効果を分析する力を身につけることができます。また、さまざまな機関で働く幅広い世代の人たちと交流することで、人脈を広げることもできます。

学生の広報担当が、プロジェクトの魅力を取材して発信。

「SOTO-MANABI」とは、主に大学外で行われる実践的な教育のこと。プロジェクト演習・実践の授業をはじめ、インターンシップ、ボランティア、留学、地域貢献活動などがそれにあたります。SOTO-MANABI広報の仕事は、これらの活動やイベントの様子を取材し、写真や動画に記録して、社会に向けて発信することです。学生たちは、学科SNSの投稿を担当するほか、高校生向けの学科広報活動にも参加。リクルート制作局で働くプロのアドバイスを受けながら、SOTO-MANABIの魅力をリアルに伝えることをめざして活動します。

子どもと地域のより良い関係づくりをサポート。

　全国で展開されている「てらこや」事業を加古川市内で実施します。企画、準備、運営は、学生が主体となって行います。「てらこや」は、子どもたちが地域の文化や伝統を体験しながら学ぶ機会を設け、地域への愛着を高めることを狙いとしています。さらに、地域住民の方々と協力し、子どもたちを見守るまちづくりにも貢献します。
　過去には、座禅体験や天体観測を行いました。この取り組みを通して、ビジネスを立ち上げるスキルやリーダーとしての資質を向上させるとともに、社会人基礎力（前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力）を養成します。

大学とその周辺の知られざる魅力を人々にアピール。

　PicMapとはMap with pictureの略です。地図（map）と、360度カメラなどの実写真（picture）を組み合わせ、兵庫大学やその近隣の街の魅力を伝えることを目的とします。成果はホームページとしてまとめます。過去には広告写真家の方をお招きし、ホームページに掲載する写真の品質向上をめざして学びました。さらに、360度カメラを利用したグーグルストリートビューやVR（Virtual Reality）の可能性も検討します。
　街歩きや写真撮影が好きな人、Webに興味がある人のほか、ホームページ作成に必要なプログラミングに挑戦したい人も待っています。

住民の方々の健康維持・増進にニュースポーツを活かす。

　戦略性が必要とされる氷上競技のカーリングをアレンジし、体育館などの床面で気軽にできるニュースポーツ「カローリング」は生まれました。性別を問わず幅広い年齢層の人々が楽しめることから、近年では健康の維持・増進に役立つスポーツとして注目されています。
　このプロジェクトでは、地域で活動する東播磨カローリング研究会と連携し、体験会&競技大会を年3回ほど開催します。各会では学生が企画立案・広報・運営のすべてを担当します。地域社会においてスポーツが果たす重要性を体感するともに、イベントを成功に導くための企画力や実行力を養います。

新ビジネスを創出し地域に欠かせないため池を守ろう。

　東播磨地域には多くのため池が存在します。防災などの観点から適切に管理しなければなりませんが、高齢化や後継者不足などが原因で管理が難しくなっていることもあります。
　このような問題を解決するため、プロジェクトではため池周辺の草刈りや防獣ネット設置の代行など新しいビジネスの計画・立案を行います。ビジネスを実現するためには、このエリアを管轄とする東播磨県民局や関連団体との連携を視野に入れます。
　以前には最新式の草刈り機を紹介する実演会を主催し、地域住民の方々と草刈り機の使い方を一緒に学び、交流を深めました。

古着の販売を通じて医療の充実や貧困の解消に貢献。

　全国から古着を収集し、販売します。活動は年に3回、衣服を買う機会が増える衣替えの時期に行います。各幼稚園を周ってバザーを開催することも検討しています。ゆくゆくはブランド化を考えており、ファッションやブランディングに興味のある人におすすめのプロジェクトです。
　売上の一部はコロナ禍で奮闘する医療従事者の方々に寄付します。また、売れ残った商品をユニセフ（国連児童基金）に寄付し、貧困の解消や教育の充実などSDGs（持続可能な開発目標）に貢献します。このプロジェクトは「女性が生きやすい世の中へ」をコンセプトにしています。

技術を駆使した動画でいつでも学内を体験。

　Time-lapseとは、時間の経過を意味する言葉です。数秒のインターバルを設けて撮影し、それらを連続でつなぎ合わせたタイムラプス動画は一般的になってきています。
　このプロジェクトでは、タイムラプス動画などさまざまな技術を用い、大学の紹介動画を制作します。まずは学内を撮影し、テロップを入れて施設を説明します。また、オリジナルキャラクターを作成し、学内を散歩しているかのように動画内で動かします。今後は四季のおすすめスポットなどを撮影する予定です。動画の撮影や編集、キャラクターの作成に関心がある人におすすめです。

ウェディングを通して地域への貢献・還元を意識しよう。

　一般公募から選ばれたお二人のために、稲美町の土地柄を活かしたオリジナルの結婚式を学生が企画し、実現します。まずは結婚式の流れやブライダルマナーを学びながら、プランニングスキルを身につけます。さらにチラシなどの作成やSNSでの告知を通して広報活動を行います。式が近づいてくると、撮影やヘアメイクを担当する方々との打ち合わせや、挙式進行のシミュレーションなどをこなし、本番に備えます。挙式後は記録をDVDなどにまとめ、振り返ります。
　学生でありながらプロと協働し、社会の一員としての意識を培う貴重な機会になるでしょう。

大学の「今」に関心がある方々へリアルな情報をお届け。

　加古川に拠点を置くケーブルテレビ、BAN-BANネットワークスのラジオ番組「兵庫大学キャンパスライン」を学生がプロデュースします。ラジオが好き、情報を発信することに興味があるといった人たちに最適なプロジェクトです。
　毎回、テーマと出演者を決め、出演交渉するのが学生の主な役割です。出演者は学生本人でも、友人、教員、卒業生、誰でも構いません。過去には、活躍しているクラブや、キャンパスウエディングなどの取り組みを紹介しました。マスコミの現場を体験することで、日常生活にはない新たな気づきが得られることでしょう。

企業と学生との交流を促進し、地域活性化にもつなげよう。

　企業を訪問し、経営者や社員の方々ヘのインタビュー、写真撮影などを行います。それらを文章や図などにまとめて、新たに発見した会社の魅力を盛り込んだパンフレットを作成します。企業訪問は、今までに学んだビジネスマナーを実践し、定着させる場でもあります。また、パンフレット作成はMicrosoft Wordを用いるため、パソコンスキルの向上につながります。
　2020年度にはサプライチェーンで定評のある植田住地株式会社のパンフレットを作成しました。このプロジェクトは、地域の企業と学生との相互交流を図り、人材育成と地域活性化に役立つことを目的としています。

アイデアやコミュニケーションの不足する社会に解決策を。

　2つの事業を柱にした活動に取り組みます。ひとつは、高校生を対象とした現代ビジネスプランコンペの運営です。情報発信や当日の司会進行などを学生が担います。充実したイベントにするための改善点をあげ、その解決策をチームで話し合い、実践へとつなげます。
　もうひとつは、多世代交流による居場所づくりの推進です。コミュニケーションの機会が減っている現代社会において世代を超えたつながりに着目し、多世代交流イベントの実施や居場所づくりのビジョン策定を目標にします。私たちの社会的役割とその課題を自覚し、チームで活動計画を決めながら主体的に取り組みます。

楽しいイベントや飾り付けで人々の暮らしに彩りをプラス。

　1年を通してさまざまなイベントに取り組みます。テーマに沿った内容を自分たちで考え、準備、交渉、実施、終了後の後片付けや経費精算まで担当します。すべての行程を経験することで、イベントの全体的な流れやそれぞれの仕事の重要性を理解できます。
　プロジェクトでは、オープンキャンパスでの高校生向け学部PR企画をはじめ、ハロウィンやクリスマスなどの学内飾り付けイベント、播磨町のイルミネーションなどに取り組む予定です。季節のイベントやイルミネーションが好きな人、イベント会社で働きたい人におすすめです。

姫路の中心地を活性化する斬新な企画を提案しよう。

　JR姫路駅と山陽電車姫路駅から西のエリアでは、住民の方々が中心になって街の活性化に取り組んでいます。このエリアには中央市場があり、昭和初期より姫路の中心地として繋栄してきました。
　プロジェクトでは、地域の方々で結成された「姫路駅西地区まちづくり協議会」や地場企業への聞き取り、現地視察を実施します。得られた知識をもとに、このエリアにもともと備わっていた魅力を高め、さらに新しい価値を創造する施策を企画書にまとめ、地域の方々に提案します。卒業後も、地域の活性化に貢献できる人材の育成が目標です。

スポーツ施設を活用し塩田で栄えた賑わいをもう一度。

　かつて広大な塩田を生かした産業で繁栄していた姫路市大塩町では、塩田の跡地がさまざまな用途で利用されています。その一つのエリアでは、ナイター照明付き人工芝サッカー場、クラブハウス、芝生広場を付帯施設としたスポーツ施設が設けられています。
　このプロジェクトでは、これらの施設を活用した総合型スポーツクラブの運営に関する企画や、イベントなどを通した地域の魅力づくりの企画を地域の関係者や施設管理者に提案します。将来にわたってスポーツに関わりたい人や地域活性化に興味のある人におすすめです。

情熱とアイデアで産業界に新鮮な息吹をもたらそう。

　複数のピジネスコンテストにエントリーし、入賞を目指します。担当する教員は2人とも実務家教員です。松本茂樹教授は銀行員の経験を生かし、経済産業省の中小企業支援事業のコーディネーターなどを務めます。また、宮崎光世教授はYahoo!JAPANで検索エンジンをーから立ち上げた「Mr.検索」であり、今進行中のイノベーションについても深い造詣を持ちます。
　経験豊富な教員の指導により、アイデアがどんどん出てくる思考回路やそれをビジネスモデルとして表現できる力、人にインパクトを与える高いプレゼンテーション能力を身につけます。

データサイエンスのリテラシーを社会にビジネスに活かす。

　私たちが伸ばすのは、AIシステムの開発や設計をできる技術ではなく、デジタルやデータを活用して地域課題を解決したり、新しいサービスやビジネスモデルを生み出すことができるスキルです。インターネットの普及やAIの発展により、効率的に扱えるようになったビッグデータと呼ばれる膨大な量のデータを活用して、課題の解決や新たな価値を生みだすことができる知識を学ぶ学問が、データサイエンスです。
　現代ビジネス学科では、経済学・経営学を通じて学ぶ理論をベースとして、ビジネスや公共政策の分野でどのようにしてデータサイエンスのリテラシーを活用していけるかを考え実践できる人材を育成します。